"宋襄の仁" meaning in All languages combined

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Phrase [日本語]

Forms: ソウジョウのジン
  1. (中国春秋時代の一国宋の襄公が示した思いやり「仁」より)敵に無用の情けをかけ、結局、不利益を受けること。
    Sense id: ja-宋襄の仁-ja-phrase-X03dG0Zj
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Translations: 宋襄之仁 (中国語), 襄公之仁 (中国語), 婦人之仁 (中国語)
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    "【白文】",
    "宋人既に列を成すに、楚人未だ濟り既へず。司馬曰はく、「彼衆く我寡なし,其の未だ濟り既へずに及びて也,請ふ之を擊たん」と、公曰はく、「可ならず。」、濟り既へて而未だ列を成さず,又以って告ぐ。公曰はく、「未だ可ならず。」陳を既へ後に之を擊つ,宋師敗を績む。公股を傷す,門官殲ぶ。國人皆公を咎む。公曰はく、「君子は傷を重ねず、二毛を擒にせず。古の軍を為すや、隘に阻するをもちいず。寡人亡国の餘と雖ども、列を成さざるに鼓せず」",
    "宋の軍隊は整列を終えていたところ、楚の軍隊は、まだ川を渡っていた。将軍は、「敵は多数で、こちらは少数です。まだ敵は川を渡り終えていません、ここで攻撃しましょう」と進言した。襄公は「だめだ」と許さなかった。(楚軍は)川を渡り終えたが、まだ整列していなかった。将軍は、又攻撃を進言したが、襄公は「まだ、だめだ」と許さなかった。相手が布陣を終えた後に攻撃した。宋軍はさんざんに敗れ、襄公も股に怪我を負い、多くの将兵を失った。宋国の民は、皆襄公をとがめた。襄公は言った、「君子は傷ついた相手を重ねて傷つけることはせず、老兵を捕らえたりもしない。古の戦いにおいては、逃げ場のない狭い場所で相手を攻撃したりはしない。私は亡国の子孫ではあるが、隊列を整えぬ相手を攻撃するようなことはしない」と。",
    "春秋時代、宋に関する泓水の戦いにおける故事。宋は、殷の遺民を封じた国(本文中「亡國之餘」)で、古臭い儀礼因習の国と言う認識があり、それをあざけったものと言える。しかしながら、孔子や孟子は、礼に適った態度として評価しており、孟子は襄公を春秋五覇に数えるほどである。その影響もあってか、司馬遷も史記においては、同情的に描いている。"
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          "text": "旺盛な敵愾心とは、敵のなかの「敵」を徹底的に憎むことであり、そのなかに「敵ならざるもの」があるといふ理由で、苟くも敵に気をゆるすが如き「宋襄の仁」を排撃する精神を云ふのである。"
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